先月、振子時計を作ったが、振子がなにもせずに行ったり来たりしてるだけなのがもったいなくなり、残像で温度を表示するように改造した。また、単2電池が1か月弱しか持たないことが判明したので、電源アダプタを取り付けた。
温度センサを秋月で探してみたところ、温度と湿度を測定してディジタルで出力するものと、温度だけを測定しアナログで出力するものを見つけた。とりあえず両方調達してみたが、今回はシンプルに温度だけでトランジスタ型のLM61CIZを使うことにした。
表示用の基板は残像表示時計のものでも良かったが、20ピンのPIC18F14K50を使ってみたくなり、新規作成した。ユニバーサル基板を使って組み立てたので、LEDが基板の中央に並ぶようにした。ところがPIC18F14K50はいつも使っているPICKit3では直接はデバッグできないことが判明。プログラムの書き込みはできるので、デバッグはLEDに状態を表示しながら行った。
表示の同期をとるための信号は、時計のLEDを点灯させる信号をそのまま温度計基板にもらうことにした。時計の駆動調整のときは、残像表示の一番下のLEDを使って駆動状態を表示する。温度の測定は1分毎に行うことにした。
温度の表示は、少数なしの「25℃」と少数付の「25.0」の2種類を切り替えできる。温度範囲は、センサーは100度まで測定できるが、PICのAD変換の精度を高めるために±40℃に抑えた。
1つのリモコンで時計と温度計の両方を調整する。動作モードを4つ用意し、0,1は温度計、2,3は時計の調整と使い分けている。
温度計の表示は、温度表示の他、「ものづくり・ダビンチ・キッズ」、「おはよう・こんにちは・こんばんは」のメッセージに切り替えできる。
ものづくり仲間の古い電気カミソリ用の5V1AのACアダプタが余っている、ということで使わせていただくことにした。3端子レギュレータのLM317Tを振子時計の基板に実装し、3Vで使っている。
時計基板から温度計基板には、電源とLED表示信号の合計4本のケーブルをつなぐ。