貯金箱をものづくり教室の教材用に仕上げた。ポイントは大型の圧電ブザーに変更して音量を大きくしたことと、生徒毎に好みのメロディーをPCから書き込むことができる仕組みを追加したこと。
ケースは上部と前面の板を一体にし、ここに基板やスイッチ・ブザー・LEDなどの部品を取り付ける。前面の板は生徒が好みの形にして絵をかいたりできる構造にしてある。サンプルは簡単にできる家の形にした。
圧電ブザーは秋月から直径35mmのものを調達した。音量が大きいし、低い音も500Hzくらいまで出るので非常に具合が良い。
基板は以前開発したリモコン用基板を改良した新型基板を初めて使う。今回は基板に付けるのはマイコン・抵抗・コンデンサが1つずつ、それに電池という非常にシンプルなもの。
PCからメロデイーのデータを書き込むためのシリアル信号用のピンをつけてある。
メロディーは標準で童謡が8曲入っている。生徒毎に書き込むメロディーはPICのEEPROMに書き込むので、音符数が100くらいまでとなる。
メロディーはPCのMIDIシーケンサで単音のメロディーを作り、SMF (Standard MIDI File)で保存し、それを自作のアプリで貯金箱用のフォーマットに変換する。変換したテキストファイルをTeraTerm経由で貯金箱のPICに送信し、EEPROMに書き込む。