2015年5月10日日曜日

15.05.10 リモコンで動かす三輪車


これまで三輪車にいくつか芸をやらせてきたが、PICの新しい基板を作ったので、これまでの芸をまとめて復活させてみることにした。3回に分けて書くことにして、今回はリモコンで操作するもの。


16bitのPIC24FJ64GA002を使って新しい基板を作成した。プログラム領域が64KBytes、データ領域が8KBytesあるので、あれこれ機能を盛り込んでも十分実装できる。16bitなので計算が早いしPWMの出力も5ヶ使える。モータードライバーはRohmのBD6211を2ヶ実装した。リモコン用に赤外線受信器を実装し、他にはボリュームとスイッチを1ヶずつとLEDが3ヶ。外部との入・出力用に6pin分を用意した。



リモコンは4種類用意した。最初はDVDレコーダー用のリモコン。ボタンがたくさんあるので便利に使える。上下左右の矢印キーなどを使い、前・右前・左前・後・右後・左後・右回転・左回転・停止、の動きができ、速度は8段階に設定できる。
このリモコンは三輪車を動かす他、動作モードの切り替えなどにも使っている。


次はボリュームで方向を決め、ボタンで前進・後退をさせるもの。ものづくり教室で作成したプリント基板で作ってある。この基板は、PIC、トランジスタ、ボリューム、スイッチなどを実装できるので、さまざまな用途で便利に使っている。


ボリューム2つで制御するもの。左手の親指で前進・後退と速度を制御し、右手で方向を決める。リモコン用のプリント基板に穴を開け、むりやりねじ止め型のボリュームを2つ取り付けた。


最後はレゴの歯車を回し、歯車の回転をロータリーエンコーダで検出して、左右の車輪の回転方向と速度を別々に制御するもの。歯車の回し方で動きが変化する。


リモコンで操作して楕円形のコースに沿って走らせてみたが、思ったよりも難しくなかなかきれいには動かせないことがわかった。