2018年1月13日土曜日

18.1.13 温度計つき電池放電器


ものづくり教室用の試作などで、使いかけの電池がたまってきた。以前作った電圧測定器で測って0.9V以下のものは捨てることにしていたが、きれいに使い切って捨てるための電池放電器を作ってみた。
写真の左側が電圧測定器で右側が電池放電器。放電器は3色のLEDで温度を表示する。


1V以下の電池の電圧をステップアップレギュレータで3.3Vに昇圧し、LEDを光らせることにした。7SegmentLEDの温度計の電源にしてみたが、1Vを3.3Vに昇圧すると電流はごくわずかしか流せずLEDが暗くて使い物にならない。コンデンサに電気をためて瞬間的にピカッと光らせるようにしてみたところ、光るのが見えるようになった。赤のLEDがピカピカ光るようにしてみたが、何の役にも立たない。あれこれ考え、3色のLEDで温度を表示することにした。実験してみたところ、3.3Vでは明るさがイマイチなので電圧を5Vに変更した。CPUは8pinのPIC12F1822で、消費電力を抑えるために通常はスリープしていて、WatchDogTimerで500ms毎に起こして処理をするようにした。


温度は0-29℃を2ケタで表示する。電流の関係で同時には1色しか点灯できないので、赤・緑・青の色の順序で温度を表示することにした。
120BPMくらいのテンポで4拍のうちの1,2,3拍の色で数字を表す、4拍目は休み。温度の10の位は1拍めで表示し、1の位は2,3拍めで表示する。10の位は、青・緑・赤が0,1,2とする。1の位は、青・緑・赤を1-4-7,2-5-8,3-6-9のスジに対応させて表示する。例えば24℃は赤・緑・青、8℃は青・赤・緑となる。
なるべく見やすくなるように、透明なストローをサンドペーパーでスリガラス状にした煙突みたいなものをLEDにかぶせてみた。