2019年1月24日木曜日

19.1.24 流れるストロボカレンダー


2月のものづくり教室の教材。周囲に文字を印刷したCDを回転させ、LEDのストロボで照らして文字を表示する。一度に1文字しか表示できないので、文字が右から左に流れながら順に表示されるようにして、カレンダーを作った。
これだけでは面白くないので、数字のゴロ合わせで(8181)(7144874)などの単語を表示するようにした。ゴロ合わせの単語は生徒からのものなどを組み込み、ランダムに表示される。


CDの周囲には32ヶの文字が印刷されていて、その上にストロボ用のLEDがある。CDの裏側には黒いビニールテープを貼り、その下に反射型のフォトリフレクタを取り付けてある。CDが回転して黒いテープがフォトリフレクタの上にくるとセンサーが反応するので、CDが1回転するのにかかった時間をPeriodに記録しておく。このときにLEDが「0」の真上にあるとすると、「2」を表示するときは、2文字分待つ必要があるので、Period * 2 / 32を計算し、この時間を待ってからLEDを瞬間的に光らせる。これを1回転ごとに繰り返すことで文字が読めるようになる。


ベース板に部品を取り付ける。中央にモーターを、仲間が3Dプリンタで作ってくれたアダプタで取り付ける。奥に柱を立て、その上にストロボ用のLEDをつける。手前右に基板、右奥に電池ケースを取り付ける。
CDにアダプタを付け、モーターに差し込めば部品の取り付けは完了。



基板は、別の仲間に協力してもらってプリント基板を作成した。CPUは20pinのPIC18F14K22を使う。フォトリフレクタはリード線を長めにしてとりつけ、CDの裏側に近づける。カレンダーのために時計が必要なので、32.768KHzのクリスタルを使う。
右側のスイッチを押すと動作開始、CDの回転が上がったらカレンダーを表示し、その後ゴロ合わせの単語を4ヶ表示する。
右側のスイッチをダブルクリックすると設定モードになり、年・月・日・曜日・時・分・表示フォーマットなどを設定する。値の変更は左側のスイッチを押す。1回押しで+1、右側のスイッチを押しながら1回押しで-1、左側のスイッチを長押しすると連続で±1を行う。