これまでに作った温度計を並べてみた。毎日使っているものもある。
残像表示
残像表示の振子時計と温度計。振子が動き続けるよう、コイルと永久磁石で駆動する。コイルの駆動とLEDの表示でけっこう電気を使うので、電源はACアダプタを使っている。もう2年くらい動き続けている。振子はレゴのパーツで作ってあるが、季節が変わると長さがかなり変わるようで、錘を調整して時間合わせをする。
液晶で温度・湿度表示
8文字*2行の小型の液晶を秋月で発見し、これにAM2320という温・湿度センサーをつけて温度・湿度計にした。温度計の他にもキッチンタイマーとトレーニング用のメトロノームの機能もついている。液晶モジュールが3.3Vでないと動かないので、電池2ヶをステップアップレギュレータで昇圧して使っている。
実用的なLED表示
ものづくり教室の教材用に実用的な温度計を作成した。センサーはトランジスタ型の温度センサー、表示は3ケタの7SegLEDを使う。こちらもキッチンタイマーとメトロノーム付き。ユニバーサル基板で組むので、ジャンパ線が多く教材には不向きか。
色で温度を表示
変わり種で、色で温度と湿度を表示するものを作ってみた。センサーはトランジスタ型の温度センサを2ヶ使い、1ヶは昔の乾湿式温度・湿度計と同じように水に浸したガーゼでくるむ。本物と同じ温度差にはならないが、係数を調整して湿度を表示するようにした。3色のLEDで青→緑→赤と30段階の色で温度・湿度を表示する。色だけでは大雑把にしかわからないので、1ケタの7SegLEDで温度と湿度を表示する。湿度を測るために水を使うのが面倒で、湿度は数秒ごとに値を変化させて色をデモするようにしてある。最近は息子と孫が作ったナノブロックのルーブル美術館のイルミネーションになっている。
CDの周りの目盛りで温度を表示
CDの周りに0℃から30℃までの目盛りを印刷し、目盛りの外側にフォトインタラプタ用の穴を開け、CDをモーターで回転させて一番上の数字で温度を表示するようにした。最初は1周で36度分の目盛りをつけたが、これだといったん温度の表示がずれると回復できないという欠点があることに気が付き、30℃から0℃までの間はセンサー用の穴を開けないようにして0℃の位置を検出できるようにした。これで表示の再現性がぐっと高くなった。温度が変化したときだけCDを回せばいいが、それではつまらないので、1分毎くらいにCDを回転させるようにした。基板は以前作成したリモコン基板を使うので、教材用として使えそうである。
ストロボで温度を表示
こちらもCDの周りに数字を印刷して表示するが、数字は1ケタの0-9までの数字を4組印刷してある。数字の上にLEDが2ヶ並んでいて、表示する数字が下に来た時にLEDを光らせ、ストロボで2ケタの数字を表示するようにした。最初はセンサー用の穴を4ヶ開け、1周に4回ストロボを光らせるようにしてみたが、穴を手で開けたため位置の精度が悪く、数字がにじんで見にくくなることが判明し、明るさは1/4になるが、1周に1回だけストロボを光らせるようにした。ものづくり仲間が3Dプリンタで作ったパーツを使わせてもらい、モーターの軸とCDを直結している。ストロボ点灯は20Hzくらいなので回転数は1200RPMくらい。温度を表示するだけだとつまらないので、5秒ごとくらいに温度の表示と数字が流れる表示を繰り返すようにしてある。