静大のものづくり教室用にディファレンシャルギア付きの4輪車を試作した。
デフはレゴのパーツを使う。観覧車と同様、タミヤのギヤボックスの軸にレゴの歯車を取り付け、これでデフつきの車輪を動かす。レゴの車輪をネットで探してみたが、ほとんど在庫がないことが判明。しかたなくレゴの軸にタミヤの車輪を付けるという非効率な方法を取ることになった。タミヤのスポーツタイヤセットはホイール部分が平らで大きいので、ここに3mmのネジ用の穴を開けてレゴのプーリーを取り付け、車輪をレゴの軸に固定することができた。
車輪の駆動にはエコモーターギヤボックス(3速タイプ)を使う。ギヤの音も小さく使いやすい。
ステアリングはレゴでやっているのと同じ仕組みをタミヤのパーツで作った。
駆動はミニモーター低速ギヤボックス(4速)を使う。小さくて良いが、ギヤの音が大きく出力軸のガタも大きい。
軸にギヤボックスに付属のクランクプレートを取り付け、これにアクリル板で作った左右のバーを2mmのネジで取り付ける。左右のバーの反対側には、以前作ったタミヤのバギーのステアリング用パーツをネジで取り付け、これをシャーシーに付けたアルミのバーに固定する。
ステアリングがスムーズに動くよう、ネジの取り付けの寸法をきちんと合わせ、ダブルナットにして軽く動いてネジがゆるまないように注意した。
左右の回転角度を制限する仕組みをこれから検討して組み込む必要がある。
シャーシーはカインズホームで幅80mmのバルサ板を見つけ、加工も楽なのでこれを使うことにした。
1回目の試作でメカの確認が目的なので、仕上げはみっともない。
制御部分は観覧車で使ったものを使っている。
リモコンはDVDプレイヤー用のリモコンと、ロータリーエンコーダのリモコンが使える。
ちゃんと動くものができることは確認できたので、生徒が作れるように仕上げ、センサーを使ったアプリケーションを検討していく。
写真は上から、全体、駆動部とディファレンシャルギア、タイヤにレゴのプーリーをつけたところ、ステアリング部、ステアリング部の拡大、基板、リモコンといっしょ、の7枚。