回転がスムーズになるよう取り付け方法を変更した。腕時計を回転の中心に置くようにする。重心の移動がほとんどなくなり、スムーズに回るし回す力も小さくてすむはず。
また、回転を安定させるため、時計を回す40歯の歯車にフォトインタラプタを取り付けて間隔を測定し、回転速度を一定に保つようにモーターを駆動するPWMのデューティーを制御するようにした。
回転軸が時計の錘の回転軸と同じになるので、右回転と左回転でぜんまいの巻き方に差が出るのではないかと思い、実験してみた。
時計が完全に停止するのを待ち、時計が左回転するように10分間回し、その後何分間時計が動くか測ってみたところ、4時間半動いた。次に同じことを時計が右回転するようにして測ってみたところ、時計は全く動かない。この時計ののぜんまいは時計が左回りする方向で巻かれることがわかった。(両方で巻けるような賢いメカがあるかと思ったが、普通のメカらしく安心した)
回す時間と、時計が動く時間も見当がつくようになったので、24時間のうち1時間回すことにする。24時間のうち1時間連続で回す方法と、20分毎に1分ずつ回す方法を検討し、デバッグのやりやすさから20分毎に1分ずつ回す方法とした。これで時計が動き続けるはず。