2013年6月16日日曜日

13.8 ボリューム2つのリモコンで動かす三輪車

キューブカート用にボリュームでハンドルを動かすリモコンを作ったが、前後の速度もボリュームで制御するリモコンを作ってみた。
動かす車は前進・後退ができる三輪車とする。


 これまで、3Vの電源で動かすモーターのドライバーは、古いLB1639というものを使っていたが、新しいものがないか探してみたところ、TIのDRV8830というものをSILで基板に取り付けられるモジュールを秋月が販売しているのを発見。しかもこの石は制御信号をI2Cで受け取るので、モーター2つ分でもPICの出力は2pinですむことになる。
さっそくこれを調達し、8pinのPIC12F1822で制御することにした。
せっかく8pinのPICを使うので、できるだけ小さく組み立てることにし、一番小さいユニバーサル基板(ICB-288)に組み込んだ。出力はI2C(2pin)とLED/Piezoの3pin、入力はスイッチ/Piezo、ボリューム/Piezo、赤外線受光器、の3pinで6pinのポートを全て使う。

 基板の動作テストをするとき、手元にあるモーターがレゴのモーターだったので、これで動作テストしてみたところ、レゴのモーターが3Vでもそこそこ動くことを発見。本来レゴのモーターは9V仕様で、これまでは6V(単3電池4ヶ)で動かしていたが、今回は単3電池2ヶでレゴのモーターを動かすことにした。

 できあがった三輪車は以前作ったものとほとんど同じに見えるが、PIC周りのハードウエアは圧倒的にシンプルになっている。

リモコン側は、キューブカート用に開発したリモコン用プリント基板を使い、ボリュームを2ヶ取り付ける。両手で操作するため、1つは表側、1つは裏側に付けている。
左手の親指で前後の速度をコントロールし、右手でハンドルを制御する。
けっこううまく制御できる。

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