先日エネループの放電器を作ったところ、山仲間の一人から反応があった。放電させるよりも古い電池の選別ができるといい、という話。
とりあえず、使えないので捨てるか充電する(10mA流して1.0V以下)、ラジオなどで使える(10mA流して1.0V以上)、モーターで使える(500mA流して1.0V以上)、の3つのランクに分けることにした。
選別結果はLEDの点滅回数で表示する。使えない場合は1回、ラジオで使えるものは2回、モーターで使えるものは3回点滅を繰り返す。
放電器と選別器を切り替えて使えるよう、スイッチを2つ取り付けた。右側のスイッチだけ押すと選別器として動作し、左側のスイッチを押しながら右側のスイッチを押すと放電器として動作する。
動作中にどちらのモードで動いているかLEDで表示するため、放電器の場合は0.5秒間オン、0.5秒間オフ、次の1秒間に電圧表示のブリンク、とした。選別器の場合は、1秒毎にブリンクする。
動作中にどちらのモードで動いているかLEDで表示するため、放電器の場合は0.5秒間オン、0.5秒間オフ、次の1秒間に電圧表示のブリンク、とした。選別器の場合は、1秒毎にブリンクする。
選別器の動作で、電池に流す電流を切り替える必要があるが、トランジスタは1つしか実装していない。10mA用の抵抗は常に流れるようにしておき、500mA用の抵抗をトランジスタでオン・オフすることにする。
放電器で使う場合、放電終了後も10mA用の抵抗がついていると放電が継続することになるので、この抵抗はピンにさすようにし、放電器として使う場合は取り外すことにした。
選別器の動作は、まず10mA流して電池の電圧を測定し、1.0V以下なら使えないと判断、そうでなければ500mA流して電圧を測定し、1.0V以下ならラジオで使える、1.0V以上ならモーターで使えると判断する。
先日作ったものの動作を調べてみたところ、放電用の抵抗(2Ω)がオンのときのトランジスタ(2SC3421)のコレクタの電圧が0.6Vなので、電池の電圧が1Vとすると抵抗にかかる電圧は0.4Vになり、電流は200mAとなることがわかった。なんとか電流を大きくできないか、手持ちの他のトランジスタ(2SC2236)に交換してみたところ、コレクタの電圧は0.16Vになった。これなら電池が1Vでも420mA流れるのでこちらを使うことにした。