加速度センサーのMPU-6050を使って三輪車のリモコンを作った。重力加速度と手で振動させる加速度を使う。
センサーのMPU-6050はX,Y,Zの3軸の加速度を測定するセンサー。最初はセンサーの使い勝手を調べる意味もあり、水準器を作った。重力加速度の変化を測定して、傾きを十字型に並べたLEDで表示する。水平なら中央のLEDだけが点灯するが、傾くとX方向とY方向の高い方にLEDの光が移動する。センサーの感度は5段階に切り替えられるようにしてある。
水準器の応用で、傾けた方向に三輪車が走るリモコンを作ってみた。前に傾けると前進、右に傾けると右折、左に傾けると左折する。
もう1つは、リモコンを前後に振動させると、その加速度で前進の速度を決める。左右は傾きで制御する。このやり方は、疲れるしうまく走らせるのは難しい。
おまけで、簡単なシューティングゲームも組み込んだ。1つめは、横に並んだLEDの左から右に的が動いていくので、中央に来た時にスイッチを押すと的が爆発する。外れるとそのまま右に消えていく。的に当たると、次は的の動きが速くなっていく。
2つ目は上級者向けで、的が左右、右左、上下、下上にランダムな方向で飛んでくるし、次に出てくるまでの間隔もランダムに変化する。