仲間からCDのメディアをたくさんもらったので、CDをコマにしてみることにした。
基本構造は以前作ったものと変わりないが、細部はかなり違うものになった。
以前はコマはレゴのブロックで作ったが、今回はCDを使う。磁石はCdの裏面に張り付けることにした。軸はレゴの軸を使うが、軸の先を尖らせると安定して回ることがわかった。磁石をバランスよく張り付けて、レゴの軸を通すアダプターを3Dプリンターで作成した。CDの表には丸い玉で虹の色を印刷してみたが、インクジェットではきれいな色は出なかった、残念。
コマを回す台は前回は盃を使ったが、今回は木製のスプーンを使う。百均で見つけたお茶用の小さなスプーンがそのまま使えるのでこれを採用。
磁石の位置を検出するセンサーは、以前はリードスイッチを使ったが、ケースのガラスが割れやすいので、今回はホールセンサーを使うことにした。薄いトランジスタのような形で、割れる心配もない。センサーの取付位置は微妙なので、コマを回しながら調整する必要がある。駆動用のコイルは以前作ったものをそのまま試作に使った。生徒は治具を使ってコイルを巻くことになる。
磁石が4ヶ、コイルが2ヶついていて、センサーに磁石が近づいたのを検出するとコイルに電流を流し、磁石とコイルが反発して回転を続ける。
基板は3年位前に仲間に作ってもらったリモコン用のプリント基板を一部修正して使う。CPUは新しいPIC12F1572を使うことにした。
コマの磁石がセンサーやコイルにぶつかると、壊れてしまう可能性があるので、カバーを作った。スチレン板をCDくらいの大きさに切り、コイル・センサにかぶせるように置くことにした。これで、コマの回転が止まるときもおとなしく止まるようになった。
調整するのは、センサーの位置・コマの下に出る軸の長さの2つ。サンプルを見ながら安定して回るように調整する。
スイッチを押すと3分間動作する。時間が来ると動作を停止し、CPUはスリープする。動作中にスイッチを押すと動作停止する。
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