2010年3月末で仕事が終わりになり時間ができたので、3才の孫(男の子)が遊べるおもちゃを作ることにした。動くものに限ると思いあれこれ検討した結果、以前息子用に買ってあったレゴのマインドストームを使うことに決めた。制御は自作することにしてネットでCPUの調査を行い、昔ながらのDIPのパッケージが自作向きなのでPICを使うことにした。 いくつかおもちゃを作成し、自分用のメモを作っておくことにしたがついでなのでブログを作成して公開することにした。 写真と動画を見て笑っていただきたい。 なお、1ページで表示できなくなってきたので、以前のものを見る場合は、このページの最後の「前の投稿」をクリックしてください。
2011年4月24日日曜日
4.2 キッチンタイマーの追加機能
キッチンタイマーのシステムを使ってメトロノームとテスターの2つのツールを作成したので、これも紹介しておくことにした。
☆メトロノーム
昨年末にちょっときつい山歩きをしたら、足がかなり痛くなってしまった。体力作りが必要と思い、家の階段を上り下りすることにし、同じペースで一定回数だけ上り下りできるよう、メトロノームを作成した。
テンポと長さを設定できる。テンポは普通のメトロノームと同じように1分間の4分音符の数で設定し、長さはコーラス数で設定する。1コーラスは32小節としてある。
コーラスと小節を3桁の数字で表示する。コーラスは2桁必要で、小節には1桁しか使えないため、実際の小節数の4分の1の値を表示している。
1拍ずつ「キッコッコッコッ」と音が鳴り、4小節毎に「キッコッコッコ-ッ」と4拍目が長くなるようにして、区切りがわかるようにしてある。
操作
電源投入時、右のスイッチを押しながら電源を入れる、これでメトロノームになる。
右のスイッチを2回連続押しするとテンポの値が表示され、3回連続押しするとコーラス数が表示される。左のスイッチを押すと値が増加し、まん中のスイッチを押すと値が減少する。右のスイッチを1回押すと、動作がスタート・ストップする。
これでテンポ93で12コーラス、48往復の階段昇降を毎日続けているが、効果は絶大である。先日7時間くらいアップダウンのきつい山道を歩き続けたが、長い登りでも休まずに登れるし、翌日足も痛くならなかった。
☆テスター
おもちゃを作るようになって、単3・単4の電池がたくさんたまってきた。捨てるものと使えるものを区別するために、電圧を測定できるようにした。電池の電圧をそのままPICのAD変換器に入力する。測定値は「1.50」のように3桁で表示される。
また、抵抗のカラーコードが3桁のものと4桁のものがあって紛らわしいので、抵抗も測定できるようにした。正確に測定しようとするとレンジを切り替える必要があるが、オーダーが分かればよいことにし、レンジ切り替えは行わない。電源とグラウンドの間に測定対象の抵抗と10KΩの抵抗を直列に接続し、中点の電圧をAD変換し、抵抗値を計算する。
測定値は「470.」「47.0」「4.70」「470」のように表示される。
操作
電源投入時、左のスイッチを押しながら電源を入れる、これでテスターになる。
電圧を測定する場合は、電池を端子に接続し左のボタンを押す。抵抗を測定する場合は、抵抗を接続し右のスイッチを押す。
☆写真
1番目はメトロノームの写真で2番目がテスターで電池の電圧を測定する写真。
3番目はメトロノームの動画で、最後はテスターの動画。
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