2010年3月末で仕事が終わりになり時間ができたので、3才の孫(男の子)が遊べるおもちゃを作ることにした。動くものに限ると思いあれこれ検討した結果、以前息子用に買ってあったレゴのマインドストームを使うことに決めた。制御は自作することにしてネットでCPUの調査を行い、昔ながらのDIPのパッケージが自作向きなのでPICを使うことにした。 いくつかおもちゃを作成し、自分用のメモを作っておくことにしたがついでなのでブログを作成して公開することにした。 写真と動画を見て笑っていただきたい。 なお、1ページで表示できなくなってきたので、以前のものを見る場合は、このページの最後の「前の投稿」をクリックしてください。
2012年3月27日火曜日
4.8 ろうそくっぽくなったランプ
先日作ったランプをろうそく風に改造してみた。
炎がゆらゆら揺れるのは豆電球1つでは再現できないので、明るさがチラチラ変化し、フッと吹くと消えるようにした。
明るさをチラチラさせるのは、PWMのデューティーを変化させて行う。PICでM系列の乱数を発生し、LSB側の2ビットが0なら明るくし、1なら暗くし、それ以外は明るさはそのままとする。変化の時間間隔、変化範囲、1回の変化量をあれこれ調整した。
フッと吹くと消えるのは、オフ用のプッシュスイッチと並列にもう1つスイッチを追加した。適当なバネを探したところ、コイル状の柔らかいバネが見つかったので、適当な長さに切って使っている。吹く部分はプラスチックをハサミで切り、バネに接着した。
バネのコイルの近くに金属の端子を固定してあり、バネが動くと端子と接触してスイッチがオンになる。
これは久しぶりに孫のリー君も気に行ったようで、フーフー吹いて遊んでいた。
2012年3月14日水曜日
4.7 PICで制御するランプ
ものづくりで木工で卓上ランプを作ることになり、中に入れるランプ部分を試作した。
LEDという案もあったが、全方向に光るほうが使いやすいので、豆電球を電池で光らせることに決めた。
せっかくなので、PICで制御することにし、オン・オフのときに明るさがスーッと変化し、ボリュームで明るさを変えられるようにする。スイッチはオン用とオフ用に1つずつプッシュスイッチをつける。
ランプが消えているときはPICはスリープして、電流はほとんど流れないはずなので、電源スイッチはつけていない。
ついでに、点灯後3分たつと自動的にランプが消えるようにしてある。
明るさの制御はPICのPWM出力を使い、電球をドライブするためにトランジスタをつけている。
電源スイッチをつけてないし、PICの消費電力を減らすため、クロック周波数は125KHzとした。
これを子供が作れるようにアレンジしようと思ったが、IC部分のハンダ付けは、もっと練習してからでないと難しいだろうということで、子供に作ってもらうのはPICがついていないものにした。
こちらはトグルスイッチでランプをオン・オフするだけのシンプルなもの。
写真は上から、PIC付きのランプ、PIC付きのランプが光っている様子、PICつきとPICなしのランプが光っている様子、の3枚。
動画はPIC付きのランプの説明。
2012年3月5日月曜日
4.6 大型アンテナコイル
ものづくりでゲルマニウムラジオを作ることにし、先日A4サイズのトレイを調達して、それにコイルを巻いてみた。これで追加のアンテナなしで受信できることは確認できたが、もっと大きな音で聴けるようにするため、メンバーの一人に大型のアンテナコイルの作成をお願いした。コイルを巻く枠は素晴らしい木工作品が出来上がってきたので、コイルの巻き方を説明しようとしたが、コイルは僕が巻くことになった。
コイルは4角形で、1辺が66cmある。これにビニール線を16回巻いた。線の長さは42m程度になる。コイルのワイヤ間の容量を減らすため、ビニール線は10mm間隔で巻いてある。
ゲルマニウムラジオをつないで聴いてみると、低い周波数で1局、高い周波数で1局の2極を受信できた。
浜松ではNHK第1が576KHz、SBSが1404KHz、NHK第2が1521KHzなので、NHK第1とSBSを受信したと思われる。アース線は付けなくても十分な音量で受信できている。
NHK第2を受信するため、12回巻いたところからタップを出してみた。これで聴いてみたところ、SBSのちょっと上でNHK第2が受信できることを確認した。ただし、NHK第1は受信できなくなった。3つの局を聴くためには、タップを切り替えながら聴く必要がある。
電池なしでラジオが聴けるので、災害時などには役立ちそうだが、あまりに大きく、家族からはうさんくさい目で見られている。
写真は、上から今回のアンテナとA4サイズのアンテナ、今回のアンテナを正面から見たところ、ゲルマニウムラジオを取り付けたところ、ビニール線を巻いた様子、の4枚。
2012年3月3日土曜日
4.5 ディファレンシャルギア
最近あれこれ忙しくておもちゃ作りが進んでいないが、たまには書き込んでおくことにした。
ものづくりでデフ付きの車を作る準備をしていて、ディファレンシャルギアの作り方を検討しているので、中間報告。
モーター周りは以前作ったタミヤの楽しい工作シリーズのバギーのパーツを使うつもり。デフもこのシリーズのパーツで組もうとして調べてみたが、適当なパーツが見つからない。
タミヤのラジコンカーのTA05シリーズのオプションパーツでギヤデフユニットというのが見つかり、これを調達してみた。本格的なラジコンカー用のパーツなので、作りはしっかりしている。傘歯車も4つついてバランスが取れるようにしてあるし、スリップの調整用にオイルを入れるようになっている。そのために、軸のところにはゴムのリングがついているし、ケースの接合部分にはガスケットがついている。
ゴムのリングがついていたりするせいか、動きはかなり抵抗があり、モーターも強力なもので回す必要があると思われる。
車輪の軸や駆動用のベルトなどもこのシリーズ用のものを使う必要がありそうなことが判明した。これではコスト的に無理があるのであきらめる。
結局レゴのパーツを使うことにする。バギーのギアボックスの6角の軸にレゴの歯車を取り付ける方法を決める必要があるが、最悪接着剤を使えばなんとかなる。
ギアボックスからデフの駆動はレゴのチェーンを使えば取り付け位置なども楽になると思ったが、チエーンの値段がけっこう高いことが判明し、普通に歯車で駆動することにした。車輪の軸と車輪もレゴのパーツを使うことにする。
レゴのパーツをネットで探してみたところ、歯車や軸は調達できそうだが、車輪は在庫切れが多く、調達が難しいことがわかった。タミヤの車輪をレゴの軸に取り付ける、などの検討と、レゴの車輪の調達の両面で調査を進めることにする。
写真は上から、タミヤとレゴのデフ、タミヤのデフとダンパーオイル、デフの横面、4つの傘歯車、車輪の軸の傘歯車、レゴのデフ、楽しい工作シリーズのバギー。
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