2012年3月5日月曜日

4.6 大型アンテナコイル





ものづくりでゲルマニウムラジオを作ることにし、先日A4サイズのトレイを調達して、それにコイルを巻いてみた。これで追加のアンテナなしで受信できることは確認できたが、もっと大きな音で聴けるようにするため、メンバーの一人に大型のアンテナコイルの作成をお願いした。コイルを巻く枠は素晴らしい木工作品が出来上がってきたので、コイルの巻き方を説明しようとしたが、コイルは僕が巻くことになった。

コイルは4角形で、1辺が66cmある。これにビニール線を16回巻いた。線の長さは42m程度になる。コイルのワイヤ間の容量を減らすため、ビニール線は10mm間隔で巻いてある。
ゲルマニウムラジオをつないで聴いてみると、低い周波数で1局、高い周波数で1局の2極を受信できた。
浜松ではNHK第1が576KHz、SBSが1404KHz、NHK第2が1521KHzなので、NHK第1とSBSを受信したと思われる。アース線は付けなくても十分な音量で受信できている。
NHK第2を受信するため、12回巻いたところからタップを出してみた。これで聴いてみたところ、SBSのちょっと上でNHK第2が受信できることを確認した。ただし、NHK第1は受信できなくなった。3つの局を聴くためには、タップを切り替えながら聴く必要がある。

電池なしでラジオが聴けるので、災害時などには役立ちそうだが、あまりに大きく、家族からはうさんくさい目で見られている。

写真は、上から今回のアンテナとA4サイズのアンテナ、今回のアンテナを正面から見たところ、ゲルマニウムラジオを取り付けたところ、ビニール線を巻いた様子、の4枚。

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